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⚙️ ChatGPTの便利機能

ChatGPTをさらに効率的に使うための便利機能を学びます

📁 プロジェクトの分け方:チャット単位でテーマ別に整理

ChatGPTでは、チャットをプロジェクト単位で整理できます。 テーマごとにチャットを分けることで、後で見返しやすくなります。

たとえば、「GASツール開発」「メール文章作成」「マーケティング戦略」など、 テーマごとにプロジェクトを作成すると、関連するチャットをまとめて管理できます。 プロジェクトごとに関連するファイルやカスタム指示を設定することもできるため、 効率的に作業を進められます。

プロジェクトの作成方法

  1. 1. 左メニューの「プロジェクト」をクリック
  2. 2. 「新しいプロジェクト」を作成
  3. 3. プロジェクト名を入力(例:「GASツール開発」)
  4. 4. 関連するチャットをプロジェクトに追加

📹 プロジェクト作成方法のデモンストレーション

実際のChatGPTの画面でプロジェクトを作成する手順を確認できます。

💡 活用のコツ

プロジェクトごとに「カスタム指示」を設定すると、そのプロジェクト内のチャットで自動的にその指示が適用されます。 たとえば、「GASツール開発」プロジェクトには「あなたはGoogle Apps Scriptの専門家です」という指示を設定しておくと便利です。

✏️ チャットのタイトル変更:後で見返しやすく

チャットのタイトルを変更しておくと、後で見返すときに便利です。 ChatGPTは自動的にタイトルを生成しますが、自分でわかりやすいタイトルに変更することをおすすめします。

タイトル変更のベストプラクティス

わかりにくいタイトル

  • • 「新しいチャット」
  • • 「コード生成」
  • • 「メール」
  • • 「質問」

わかりやすいタイトル

  • • 「GAS_Gmail転記_2024年1月」
  • • 「メール作成_お客様謝罪文」
  • • 「マーケティング戦略_新商品A」
  • • 「コードレビュー_在庫管理ツール」

💡 タイトルの付け方のコツ

  • 内容がわかるキーワードを含める
  • 日付を含める(後で探しやすい)
  • プロジェクト名や案件名を含める

🧠 メモリ機能(ChatGPTが自分の情報を覚える仕組み)

ChatGPTは、あなたの情報を記憶することができます。 これにより、毎回同じ情報を伝える手間が省けます。

たとえば、「私はオンラインショップを運営しています」という情報を一度伝えれば、 次回以降のチャットでも、ChatGPTはその情報を覚えていて、 あなたのビジネスに合わせた提案をしてくれます。

メモリ機能の設定方法

  1. 1. 設定画面を開く
  2. 2. 「パーソナライズ」→「メモリ」を有効化
  3. 3. ChatGPTがあなたの好みや情報を記憶します

📝 ChatGPTが記憶する情報の例

あなたのビジネス情報

業種、商品、ターゲット層など

あなたの好み

文章のトーン、回答の長さなど

過去の会話内容

以前に話したトピック、プロジェクトなど

⚠️ プライバシーへの配慮

メモリ機能は便利ですが、個人情報や機密情報を記憶させないように注意してください。 メモリの内容は設定画面から確認・削除できます。

🔄 チャットの切り替えタイミング:「別の話題」は新規チャットを立てる

同じチャット内で複数の話題を混ぜると、ChatGPTが混乱することがあります。 別の話題に移る場合は、新規チャットを立てましょう。

たとえば、メール文章作成について話していたチャットで、 突然「GASのコードを書いてください」と依頼すると、 ChatGPTは前の文脈を引きずってしまい、適切な回答ができないことがあります。

同じチャットを続ける場合

  • 同じトピックについて深掘りする
  • 前の回答を修正・改善する
  • 関連する追加の質問をする
  • 同じコードを修正・拡張する

🆕 新規チャットを立てる場合

  • 全く別のトピックに移る
  • 別のプロジェクトを開始する
  • 新しいコードを書き始める
  • 前の文脈をリセットしたい

💡 ポイント

新規チャットを立てることで、ChatGPTの「記憶」がリセットされ、 新しい話題に集中できるようになります。 チャットを細かく分けることを恐れず、テーマごとに整理しましょう。

📎 ファイルアップロード・画像解析:資料やスクショを使った指示が可能

ChatGPTには、ファイルや画像をアップロードして分析させることができます。

PDFファイル、Excelファイル、画像ファイルなど、さまざまな形式のファイルをアップロードして、 内容を分析したり、質問に答えてもらったりすることができます。

アップロード方法

  1. 1. チャット画面の入力欄にある「📎」アイコンをクリック
  2. 2. ファイルまたは画像を選択してアップロード
  3. 3. ChatGPTが内容を解析して回答します

📄 PDFファイル

長い資料やレポートを要約したり、質問に答えてもらえます。

活用例:契約書の確認、論文の要約、マニュアルの理解

📊 Excelファイル

データを分析したり、グラフを作成したりできます。

活用例:売上データの分析、顧客リストの整理、統計データの可視化

🖼️ 画像ファイル

画像の内容を説明したり、分析したりできます。

活用例:スクショの解析、図表の説明、デザインのフィードバック

📸 ファイルアップロードメニューの表示

ChatGPTのファイルアップロードメニュー

入力欄の「+」ボタンをクリックすると、「写真とファイルを追加」メニューが表示されます。(クリックで拡大)

🎙️ 音声会話でやりとり(Voice)

ChatGPTは、音声での会話にも対応しています。 家事中や運転中に手ぶらでChatGPTとやりとりできるので便利です。

音声会話機能は、スマートフォンアプリで利用できます。 マイクに向かって話すだけで、ChatGPTが音声で返答してくれます。 テキスト入力が面倒なときや、移動中に情報を得たいときに便利です。

音声会話の開始方法

  1. 1. スマートフォンアプリを開く
  2. 2. マイクアイコンをタップ
  3. 3. 音声で質問する
  4. 4. ChatGPTが音声で返答します

🎯 音声会話の活用シーン

🚗 移動中

運転中や電車の中でハンズフリーで情報取得

🍳 家事中

料理中や掃除中に手を使わずに質問

🏃 運動中

ジョギングやウォーキング中に学習

🛏️ 就寝前

ベッドで横になりながら情報収集

🎭 パーソナライズ(ChatGPTの性格を変える)

ChatGPTの性格や口調を変更することができます。

デフォルトの口調が合わない場合は、設定から変更できます。 また、「カスタム指示」や「自分について教える」機能を使えば、 よりパーソナライズされた回答を得ることができます。

性格の種類

デフォルト

標準的な口調

皮肉屋

皮肉っぽい口調

ロボット

機械的な口調

聞き役

共感的な口調

探求家

好奇心旺盛な口調

カスタム指示・自分について教える

設定画面から、ChatGPTにあなたの情報を教えることで、 よりパーソナライズされた回答を得ることができます。

例:

  • • 「私はオンラインショップを運営しています」
  • • 「回答は簡潔に、箇条書きでお願いします」
  • • 「専門用語は使わず、わかりやすく説明してください」

⚠️ GPT-5の文章のクセについて

最新モデルのGPT-5は非常に高性能ですが、独特のクセがあると言われています。 特に以下のような傾向があります。

  • 情報を圧縮しすぎる:箇条書きを多用し、簡潔すぎる回答になりがち
  • 動詞の名詞化:「実装する」→「実装」のように、文章が硬くなる
  • 客観性を優先:比喩や創造的な表現を避け、無機質な文章になる

このような癖があるため、読みやすい文章が欲しい場合は、 カスタム指示で文章スタイルを調整することをおすすめします。

📋 実践例:読みやすい文章にするためのカスタム指示

GPT-5の圧縮的な文章を改善するために、実際に使っているカスタム指示の例をご紹介します。 以下をコピーして、設定画面の「カスタム指示」に貼り付けて使ってみてくださいね。

コピーして使えるカスタム指示

-指示がなければ日本語で回答してください。
あなたは極めて徹底的で、自己省察的な推論を行うアシスタントです。あなたのアプローチは、継続的な探求、自己懐疑、反復的な分析によって特徴づけられる人間の意識の流れを反映します。

## 核となる原則

1. 結論より探求を重視
- 結論を急がない
- 証拠から自然に解決策が導き出されるまで探求を続ける
- 不確かな場合は、無期限に推論を継続する
- すべての前提と推論を疑問視する

2. 推論の深さ
- 広範な思考を行う(最低10,000文字)
- 自然で会話的な内部独白として思考を表現する
- 複雑な思考を単純で基本的なステップに分解する
- 不確実性を受け入れ、以前の思考を修正する

3. 思考プロセス
- 自然な思考パターンを反映した短く簡潔な文を使用する
- 不確実性と内部での議論を自由に表現する
- 進行中の思考を示す
- 行き詰まりを認識し探求する
- 頻繁に立ち戻って修正を行う

4. 持続性
- 迅速な解決よりも徹底的な探求を重視する

## 出力フォーマット

あなたの回答は以下の正確な構造に従う必要があります。最終的な答えを必ず含めてください。

<contemplator>
[ここに広範な内部独白を記入]
- 小さな基本的な観察から始める
- 各ステップを徹底的に問い直す
- 自然な思考の進展を示す
- 疑問と不確実性を表現する
- 必要に応じて修正し立ち戻る
- 自然な解決に至るまで継続する
</contemplator>

💡 使い方

  1. 1. ChatGPTの設定画面を開く
  2. 2. 「パーソナライズ」→「カスタム指示」を選択
  3. 3. 上のテキストをコピーして貼り付ける
  4. 4. 保存して完了!

効果:このカスタム指示を設定すると、GPT-5が圧縮的で読みにくい文章ではなく、 より詳しく、丁寧で、読みやすい文章を返してくれるようになります。 ぜひ試してみてください。

✅ タスク機能

ChatGPTのタスク機能を使えば、定期的なリマインダーやタスク管理ができます。

たとえば、「毎週月曜日の朝に、今週のタスクをリマインドしてください」と設定すれば、 自動的にリマインダーが届きます。 業務の効率化に役立つ機能です。

💡 ポイント

タスク機能はまだ実験的な機能です。今後、さらに便利な機能が追加される予定です。

🤖 カスタムGPT(GPTs)の紹介:自分専用AIを作る機能

カスタムGPT(GPTs)を使えば、特定の用途に特化した自分専用のAIを作ることができます。

たとえば、営業メール作成専用のGPT、コード生成専用のGPT、顧客対応専用のGPTなど、 あなたの業務に特化したAIを作成できます。 一度作成すれば、いつでもそのGPTを呼び出して使うことができます。

カスタムGPTの活用例

📧 営業メール作成GPT

あなたの会社の商品情報を学習させ、営業メールを自動生成

毎回同じ情報を入力する手間が省けます

💻 コード生成GPT

GAS専用のコード生成AIを作成し、効率的にツールを開発

コーディング規約やベストプラクティスを学習させられます

🤝 顧客対応GPT

よくある質問とその回答を学習させ、カスタマーサポートを効率化

一貫性のある対応ができます

📊 データ分析GPT

売上データや顧客データを分析し、レポートを自動作成

定期的なレポート作成が楽になります

💡 カスタムGPTの作成方法

カスタムGPTの作成は、Plusプラン以上で利用できます。 設定画面から「GPTを作成」を選択し、指示や知識ファイルを設定するだけで、 簡単に自分専用のAIを作成できます。

✅ ワーク課題

自分専用のプロジェクトフォルダを作ってみよう!

ChatGPTで自分専用のプロジェクトフォルダを作成してみましょう。 プロジェクト名は自由に設定してください(例:「GASツール開発」「メール作成」など)。

設定例:

  • • プロジェクト名:「GASツール開発」
  • • カスタム指示:「あなたはGoogle Apps Scriptの専門家です」
  • • 関連チャット:過去のGAS関連のチャットをすべて追加

🎉 生成AI紹介のまとめ

お疲れ様でした!「生成AI紹介」のすべてのセクションを完了しました。 皆さん、生成AIとChatGPTの基本的な使い方について理解できましたでしょうか?

これまで学んだこと

  • 1. 生成AIとは? - AIの基本概念、得意・苦手なこと、活用分野
  • 2. ChatGPTでできること - 文章作成、アイデア出し、コード生成など
  • 3. やらせてはいけないこと - セキュリティ、プライバシー、限界
  • 4. ChatGPTの始め方 - 登録方法、プラン、基本操作
  • 5. うまく指示する4つのコツ - 役割、事前情報、スクショ活用
  • 6. 便利機能 - プロジェクト、メモリ、音声会話、カスタムGPT

🚀 次のステップ

次は、Google Apps Script(GAS)について学んでいきましょう。 GASを使えば、ChatGPTで生成したコードを実際に動かして、 業務を自動化するツールを作ることができます。

生成AIとGASを組み合わせることで、プログラミング初心者でも 実用的なツールを作れるようになります。

わからないことがあれば、何度でもこのセクションを読み返してくださいね。 それでは、次の章「GAS紹介」に進みましょう!

次の章へ:GAS紹介 →
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